映画

阪本順治『一度も撃ってません』2020

標記映画を見た(7月6日 TOHOシネマズ池袋)。阪本順治監督の新作。尚かつ、同映画館の開館4日目だった。キャストは、作家:石橋蓮司、その妻:大楠道代、友人:岸部一徳、桃井かおり、編集者:佐藤浩市、ほかに豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡といった個性派…

阪本順治『エルネスト』2017

標記映画を昨年見た(10月18日 イオンシネマ板橋)。最近BS-TBSで、同監督の『顔』(2000年)、『団地』(2016年)を改めて見たので、昨年書いたメモをアップしてみる。 主人公はチェ・ゲバラの志を継いだ日系ボリビア人、フレディ前村ウルタード。冒頭のゲ…

阪本順治『団地』2016

標記映画を見た(6月10日14:50 新宿シネマカリテ)。見終えたあと、ボーっとした。人間、生と死、がまるごとそこにある。そして何よりも監督が役者を愛している。自分の映像美学を優先するために役者を駒のように扱う監督、とは対極にある阪本監督が、同時代…

荒井晴彦監督『この国の空』2015

標記映画を見た(8月22日 シネリーブル池袋)。なぜ見たかと言うと、荒井晴彦の映画だから。97年の『身も心も』以来の監督作品。『遠雷』や『Wの悲劇』などは、荒井の脚本と知らずに見ていたが、阪本順治監督の『KT』や『大鹿村騒動記』は荒井脚本だと思って…

ニック・リード監督『ボリショイ・バビロン』

標記映画の試写を見た(7月30日 ショウゲート試写室)。ボリショイ・バレエ団芸術監督セルゲイ・フィーリンの硫酸襲撃事件を中心に、フィーリン時代の混沌から、ウラジーミル・ウーリン劇場総裁の改革までを描くドキュメンタリー。シングル・マザーのファー…

王家衛『グランド・マスター』

王家衛の映画を久しぶりに見た。07年の『マイ・ブルーベリー・ナイツ』以来(6月5日 ワーナーマイカル板橋)。 ウォン・カーウァイの映画は全部見ている。『2046』のキムタク出演部分を除くと、全部好きだ。 作品の構成はハチャメチャ、映像も歪んでいる、終…