第2回全日本健身気功・太極拳練功大会

標記大会を11:30から18:30まで見た(7月12日 国立競技場代々木第二体育館)。
代々木第二体育館に行くのは、ヨウジヤマモトのファッションショーに行って以来。この時は、体育館へ至る石畳を、黒い服を着た老若男女が黙々と歩いて、異様だった(自分たちも黒いのだが)。石橋蓮司や、コンドルズなど、ヨウジの服を着た多種多様な男たちが舞台を歩き、それを上から見る趣向。観客、スタッフを含め、全員黒ずくめの面白い体験だった。
今回は、昨秋から習っている太極拳の先生関連の大会。習っているのは区の体育館でスクール形式、一回千円。健康維持が目的で、二十四式を一年かけて学んでいく。先生に「頭でなく体で覚えなさい」と言われているので、予習復習はしない。だからなかなか覚えられないのだが、左脚が弱かったのが改善され、両脚で歩けるようになった。最初はクラスに出ること自体、エイッと水に飛び込む感じだった。日常と別次元に行く感じ。今は少し慣れたけど。
大会では、様々な太極拳を見た。最も古いと言われる陳式は動きが強く、まるっきり武術。簡化された二十四式では、徐広林太極拳クラブのトップの女性がきれいだった。個人戦では男性の突っ走る拳(何と言うのか分からない)が面白かった。最後に師範の表演。張紹偉先生の長拳の剣と陳式太極剣がすごい。人間技と思えない。右脚を前に伸ばしたまま、左脚で座り、再び立ち上がる。もの凄いバランスと筋力。また右脚で中腰になり、その間に左脚を伸ばして入れる動きが、蛸のように柔らかい。くるっと回る跳躍も目にも留まらぬ早さ。バレエの回転跳躍技など目ではないなあと思った。
7時間、昼食も食べながら座りっぱなしで見たが、疲れなかった。気が飛び交っているから?