第5回全日本健身気功・太極拳練功大会2015

標記大会に参加した(5月28日 国立競技場代々木第二体育館)。区立体育館で教わっている先生関連の大会。もちろん団体出演で、200名ぐらいが24式太極拳を行う、そのうちの一人。片脚立ちが上手くいかなかった。
出演した後は、観客席で様々な団体の演技を見た。太極拳は360度回るので、円形競技場のどこからでも見られる。大体一人二人練達者がいて、その人を見たり、技の違いを見たりした。最後に中国人老師の表演があった。北京体育大学の教授や大学院生、日本で長年指導している先生が、気功や太極拳を見せる。大学教授は確かに行き届いて巧いと思うが、ダンスとしては、日本で指導している陳ソン先生の太極拳が素晴らしかった。広い空間を飄々とあやつり、360度に清潔な気をまき散らす。見た後は、おいしい物を食べた気分になった。
この丸い空間に置いてみたいと思ったのは、先日見た、日舞の山村友五郎、舞踏の山崎広太、鈴木ユキオ。彼らには正面性があるので360度とは行かないかもしれないが、色んな気を発すると思う。
昨年、全日本武術太極拳選手権大会を見た際、長拳南拳といった超絶技巧駆使の派手な拳より、自選太極拳の方が、最終的には面白いと思った。創作舞踊のようにその人となりが滲み出る。最後は悟りの境地に至るのだろう。