2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Noism01『PLAY 2 PLAY―干渉する次元』

標記公演を見た(1月24日 KAAT 神奈川芸術劇場)。07年の作品を改訂したもので、初演ダンサーは井関佐和子一人。今回は振付の金森穣もダンサーとして加わった。 シアター1010で見た記憶とはかなり違った印象。客席が向い合せになっているのは同じだが、もっ…

新国立劇場バレエ団「バレエ・リュス〜ストラヴィンスキー・イブニング」

標記公演評をアップする。 新国立劇場バレエ団の新シーズンが開幕した。「バレエ・リュス〜ストラヴィンスキー・イブニング」と題されたトリプル・ビルは、今季が最後となるビントレー芸術監督の日本国民に対する愛情深い贈り物である。演目はディアギレフの…

新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』

標記公演評をアップする。 新国立劇場バレエ団のクリスマス公演は、牧阿佐美版『くるみ割り人形』。09年初演、三度目の上演である。牧版の大きな特徴は、オラフ・ツォンベックの洗練された美しい美術・衣裳と、幕開け、終幕の舞台を東京の高層ビル街とした点…

2013年12月公演 『くるみ割り人形』/『ザ・カブキ』

標記公演評をアップする。 2013年『くるみ割り人形』他 ●牧阿佐美バレヱ団 12年目を迎えた三谷恭三版。D・ウォーカーの奥行きある美術、P・ピヤントの機動的な照明が豪華な舞台空間を作り上げる。演出の見所は日常から異空間へのスムーズな移行。ドロッセ…