2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

井上バレエ団 「ブルノンヴィルからプティパまで〜バレエの潮流」 2017 【追記】

標記公演を見た(7月16日 文京シビックホール)。長年ブルノンヴィル作品を上演し、ブルノンヴィル・セミナーを開催してきた井上バレエ団が、「ブルノンヴィルからプティパまで」と題した興味深い公演を行なった。振付・指導は、バレエ団と33年に及ぶ深い…

チャコット 『バレエ・プリンセス』 2017

標記公演を見た(7月20日 新宿文化センター)。主催のチャコットは、バレエ・ダンス用品の製造販売、ダンススタジオの運営を基盤に、舞踊公演の後援、舞踊史講座の開催、ウェブ・マガジン等でダンス文化の一翼を担ってきた。企画・制作した『バレエ・プリン…

6月に見たミルタ―本島美和と矢内千夏 2017

6月にボリショイ・バレエを含め、数人のミルタを見た。瞠目させられたのは新国立劇場バレエ団の本島美和と、Kバレエカンパニーの矢内千夏。ベテランと若手という対照性に留まらず、アプローチの仕方にも大きな違いがあった。 本島については別項(7/8付)…

谷桃子バレエ団 「Contemporary Dance Triple Bill」 2017

標記公演を見た(7月2日昼 かめありリリオホール)。演目は、島地保武振付『セクエンツァ』、柳本雅寛振付『Nontanz』、広崎うらん振付『Pêches』。かねてよりコンテンポラリー・ダンスに意欲を見せていた新芸術監督 郄部尚子のヴィジョンを反映した公演であ…

新国立劇場バレエ団 『ジゼル』 2017

標記公演を見た(6月24日昼夜.26日,7月1日 新国立劇場オペラパレス)。4年ぶり5回目のセルゲーエフ版『ジゼル』である。98年初演時には、二幕ジゼルはすっぽんで出入りを行ない、ミルタは台車に乗って飛翔した。恐らく06年の3回目から、現行に変わってい…