2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

山本康介『英国バレエの世界』2020【追記】

標記書籍を読んだ(3月23日)。ダンサー山本康介を見たのは、バーミンガム・ロイヤル・バレエ退団後、バレエシャンブルウエストの『おやゆび姫』と『ルナ』において。それぞれ、つばめと長耳(うさぎ)の役を、パワフルに踊った印象がある。一方、振付家とし…

パリ・オペラ座バレエ団『ジゼル』『オネーギン』2020

標記公演を見た(2月28日、3月6日 東京文化会館 大ホール)。3年ぶりの来日公演。前回はミルピエ前芸術監督の決めたプログラムだったが、今回はオーレリー・デュポン現監督が、オペラ座伝統の『ジゼル』と、クランコの『オネーギン』を選択した。後者はマチ…

新国立劇場バレエ団『マノン』2020

標記公演を見た(2月22, 23, 26日 新国立劇場オペラパレス)。マクミランの最高傑作『マノン』は、74年英国ロイヤル・バレエにより初演。その後、世界各地で上演されるモダン・バレエの古典となった。新国立では03年初演、12年の再演を経て、今回が8年ぶり…

2月に見た振付家 2020

★スー・ヒーリー@『ON VIEW : Panorama』(2月2日 横浜赤レンガ倉庫1号館 3F ホール) 「横浜ダンスコレクション2020」開幕公演で世界初演。振付・演出・映像はヒーリー、出演は、日本の浅井信好、湯浅永麻、香港のジョゼフ・リー、ムイ・チャック–イン、…

東京シティ・バレエ団『眠れる森の美女』2020

標記公演を見た(2月16日 ティアラこうとう 大ホール)。都民芸術フェスティバル参加公演。同団の『眠れる森の美女』先行版としては、有馬五郎版が、1968年の創立から10年間上演されている(プログラム)。その後レパートリーから外れ、バレエ団は3大バレエ…