2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

PDA東京公演『ZERO』

標記公演を見た(5月29日 シアターコクーン)。PDAは Professional Dancers' Association の略で、樫野隆幸を会長に戴く男性バレエグループ。関西近辺のダンサー達だが、名古屋の人も。今回が初の東京お目見えだった。 バレエ作品は日本ではまだ古典中心のた…

現代舞踊協会第34回「モダンダンス5月の祭典」

今回は日本スペイン交流400周年記念特別企画公演で、日本フラメンコ協会との共催。4回公演の二日目を見た(5月21日 東京劇術劇場プレイハウス)。最も心惹かれたのは、米沢麻佑子の『道』(2013年9月初演)。初演時と同じく師の黒沢輝夫と踊るはずだったが…

新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』2014

標記公演評をアップする。 新国立劇場バレエ団が二年ぶりに牧阿佐美版『白鳥の湖』(06年)を上演した。来季の予定にも入る定着したレパートリーである。牧版はバレエ団先行のセルゲーエフ版を改訂したもので、プロローグのオデット白鳥変化、三幕ルースカヤ…

新国立劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』

標記公演を見た(5月14日 新国立劇場オペラパレス)。新制作。演出のジルベール・デフロ、美術・衣装のウィリアム・オルランディ、照明のロベルト・ヴェントゥーリが素晴らしい。デフロはベルギー・フランドル地方生まれ。ブリュッセルで学んだ後、ミラノ・…

コデマリスタジオ第49回「コデマリコンサート」

標記公演評をアップする。 コデマリスタジオの「コデマリコンサート」が49回目を迎えた。三部構成の第一部は、スタジオ生が日頃の成果を披露する発表会、第二部はタンゴ、バレエ、モダンの創作小品集、第三部はスタジオ全員で『ロミオとジュリエット』のリハ…

杉並洋舞連盟第24回「創作舞踊&バレエ」

標記公演評をアップする。 杉並洋舞連盟の「創作舞踊&バレエ」が24回目を迎えた(共催・杉並区教育委員会、杉並区文化団体連合会)。コンテンポラリーダンス、モダンダンス、古典バレエによるトリプル・ビル。全て合同作品である。 幕開けは、自身優れたダ…

井上バレエ団『眠りの森の美女』2014

標記公演評をアップする。 井上バレエ団が創立45周年記念公演として、チャイコフスキー三大バレエを連続上演した。その掉尾を飾ったのが古典バレエの最高峰、『眠りの森の美女』全三幕である。芸術監督関直人による改訂は、本来あるべきマイムをできる限り残…