2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3月に見た振付家・ダンサー2019

★熊川哲也 @ Kバレエカンパニー『カルメン』(3月8日 オーチャードホール) 2014年初演、3度目の上演。初演時のやや生硬な印象とは異なる、豊かでふくよかな演出だった。登場人物にふさわしい振付が、細やかに上書きされ、それぞれの人物が自立して見える。…

新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』2019

標記公演を見た(3月2, 3, 9昼夜, 10日 新国立劇場オペラパレス)。牧阿佐美版(2000年)、6回目の上演である。『ラ・バヤデール』の魅力は、人間の業を描いたドラマティックな展開、プティパのシンプルで豪華な群舞振付、ワルツと行進曲に彩られたミンクス…

NBAバレエ団『白鳥の湖』新制作2019

標記公演を見た(3月2日 東京文化会館 大ホール)。芸術監督の久保綋一による新版。2006年に上演されたガリーナ・サムソワ版を基に、久保が演出、宝満直也が振付を担当した。音楽監修は冨田実里(指揮も)、3幕マズルカ、ポルカは、新垣隆がチャイコフスキ…

2月に見た公演2019

2月に見た公演について、短くメモする。 ★エラ・ホチルド『Futuristic Space』@ 横浜ダンスコレクション(2月3日 横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール) L字型の客席に囲まれた長方形の舞台。上方には、光る透き通ったベールが広がっている。ベールが上下に…