2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』初日と二日目

標記公演を見た(6月22、23日 新国立劇場オペラパレス)。 以前理想的と思っていた組み合わせが逆に。小野絢子は菅野英男と、米沢唯は福岡雄大と。『くるみ割り人形』もそうなったので、『パゴダの王子』や『アラジン』以外はこの組み合わせになるのかも。小…

パリ・オペラ座バレエ団『天井桟敷の人々』

標記公演評をアップする。 パリ・オペラ座バレエ団が3年ぶりに来日、『天井桟敷の人々』(08年)を上演した。マルセル・カルネ監督の傑作映画をバレエ化したもので、バレエ団芸術監督ブリジット・ルフェーブルの企画。振付をジョゼ・マルティネス、衣裳をア…

新国立劇場バレエ団『ペンギン・カフェ2013』

新国立劇場バレエ団『ペンギン・カフェ2013』評をアップする。 新国立劇場バレエ団がビントレーの『ペンギン・カフェ』を再演した。同時上演は前回と同じバランシンの『シンフォニー・イン・C』と、ビントレーの近作『E=mc²』(バレエ団初演)。一月公演同…

王家衛『グランド・マスター』

王家衛の映画を久しぶりに見た。07年の『マイ・ブルーベリー・ナイツ』以来(6月5日 ワーナーマイカル板橋)。 ウォン・カーウァイの映画は全部見ている。『2046』のキムタク出演部分を除くと、全部好きだ。 作品の構成はハチャメチャ、映像も歪んでいる、終…

フランシス・ベーコン展

フランシス・ベーコン展を見た(5月25日 国立近代美術館)。 NHKの「日曜美術館」で、井浦新を相手に、浅田彰が熱弁をふるっていたので、見ようと思った。神が死んだ後の宗教画(三幅対)とのこと。 行ってみると、ダンスとベーコン展のような感じ。土方巽『…

金森穣『ZAZA〜祈りと欲望の間に』

Noism1の神奈川公演を見た(5月26日 KAAT)。 一時、首都圏で公演を打たなかったが、その間に、ダンサーがバレエベースで統一されていた。演技派宮河愛一郎を除いて、みんな体が切れる。ラインも美しい。その分、金森の振付に抵抗する体(島地保武、青木尚哉…

平山素子『Trip Triptych フランス印象派ダンス』

標記公演を見た(6月7日 新国立劇場中劇場一階席のみ使用)。 見ながら思ったのは、時々曲が長い、後半が面白い、『ボレロ』はバレエダンサーのレパートリーになりうる、平山のダンサーとしての成長、平山の優れた音楽性、地についた世界観と演出、中村恩恵…