2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Kバレエカンパニー『ラ・バヤデール』新作

標記公演を見た(3月24日 オーチャードホール)。 まず久しぶりに聴いたミンクスの音楽に魅了された。プログラムによると、オリジナルの痕跡を最も忠実に残していると思われる2009年ケンブリッジ出版のピアノ譜に当たり、グリゴローヴィッチ版やランチベリー…

アイザック・エマニュエル『ANICONIC』

標記公演を見た(3月26日昼 STスポット)。なぜ見たかと言うと、主催が舞踊批評家の武藤大祐だから。どのような作品を持ってきたのか、興味があったから。 フロントアクトとして、出演者の一人スルジット・ノンメイカパムによるソロ『One Voice』があった。…

アメリカン・バレエ・シアター『マノン』2014

標記公演を見た(2月28日昼夜、3月1日 東京文化会館)。 まず思ったのが、1月の東京バレエ団『ロミオとジュリエット』と同じく、東京シティ・フィルの演奏がよいということ。両者とも上から見たせいかもしれない。現在進行中のパリ・オペラ座バレエ団公演も…

東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』2014

標記公演評をアップする。 東京シティ・バレエ団が都民芸術フェスティバル参加公演として、伝統の石田種生版『白鳥の湖』(70年)を上演した。石田版はセルゲーエフ版に準拠、四幕での日本的美意識に沿った独自の白鳥隊形が大きな特徴である。終幕のオデット…