2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

山崎広太『ふるはらひれふれれる』@井上バレエ団

標記公演のゲネプロを見た(3月18日 メルパルクホール)。井上バレエ団「アネックスシアター 次世代への架け橋 vol.4」(芸術監督:石井竜一)で上演された4作品のうちの一つ。他は、関直人『星座』、佐多達枝『a fig leaf』、石井竜一『ケーナ』。ゲネプロ…

『薄井憲二バレエ・コレクション』の逸品を訪ねて@ダンスキューブ・カフェ2017

標記展示を見た(3月11日)。兵庫県立芸術文化センターが所有する『薄井憲二バレエ・コレクション』は、東京在住者にとって、なかなか目にすることのできない貴重なコレクションである。以前、ニューオータニ美術館での展覧会に足を運んだことがあるが、バレ…

ルドルフ・ヌレエフ『Bournonville Ballet Technique』序文

パリ・オペラ座バレエ団評(3/19付)で、標記文から一部引用した。ブルノンヴィル派の受容とその意味について簡潔に書かれているので、全文を引用する。同書は Vivi Flindt と Knud Arne Jurgensen が、ブルノンヴィルの50のアンシェヌマンを選択・再構成…

パリ・オペラ座バレエ団『ラ・シルフィード』「グラン・ガラ」2017

標記公演を見た(3月2, 11日 東京文化会館)。3年ぶりの来日公演。その間、芸術監督が2人代わった。ブリジット・ルフェーブルからバンジャマン・ミルピエ、そして今季からのオレリー・デュポンである。プログラムはラコット版『ラ・シルフィード』(72年)…

NBAバレエ団『ロミオとジュリエット』2017

標記公演を見た(2月26日 東京文化会館)。振付はマーティン・フリードマン。83年にタンパ・バレエ(中島伸欣、パトリシア・レンゼッティ)で初演され、その後コロラド・バレエでも上演された(03年久保綋一、シャロン・ウェイナー)。フリードマン版の特…

新国立劇場バレエ団『コッペリア』2017

標記公演を見た(2月24日.25日昼夜 新国立劇場オペラパレス)。振付はローラン・プティ。1975年マルセイユ・バレエで初演され、新国立には2007年に導入された。今回が3回目の上演になる。全編プティ語で綴られているため、全くの改作に思われるが、実はプテ…