2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『山崎広太―狂気と共同体』

標記エッセイを『ダンスワーク65』2013冬号に書きました。特集名は「戦後日本の現代ダンス作家論1」です。取り上げられた作家は、宮操子、石井みどり、花柳寿々紫、土方巽、前田哲彦、笠井叡、山崎広太。宮、石井、土方、前田、笠井は長谷川六、花柳は志賀…

日本バレエ協会『アンナ・カレーニナ』2014

標記公演評をアップする。 日本バレエ協会が都民芸術フェスティバル参加公演として、プロコフスキー版『アンナ・カレーニナ』を上演した。79年にオーストラリア・バレエで初演。各国のバレエ団が採用し、日本国内では同協会(92、98年)、法村友井バレエ団(…

東京バレエ団×ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』

標記公演を見た(2月7、8、9日 東京文化会館大ホール)。 3公演を見て最も心に残ったのは、ベンジャミン・ポープ指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏だった。在京主要オケの一軍が、本気で全力を尽くしたらこうなるという演奏。これまで指…

東京小牧バレエ団2013トリプル・ビル

標記公演評をアップする。 東京小牧バレエ団がオリジナル作品を含むトリプル・ビルを上演した。『レ・シルフィード』、『新世界』より第二楽章、『マタハリ』というプログラムである。 幕開けの『レ・シルフィード』は芸術監督佐々保樹による改訂振付。同団…

テロ・サーリネン『MESH』@埼玉舞踊協会

標記公演を見た(2月2日夕 彩の国さいたま芸術劇場大ホール)。埼玉舞踊協会がフィンランドの振付家テロ・サーリネンに委嘱した新作である(国際交流アドヴァイザー 立木菀子)。 オーディションで選ばれたダンサーは、男性9人、女性17人。一ヶ月の稽古期間…