2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

現代舞踊協会夏期舞踊大学講座2017 「モダンダンスの巨星 マーサ・グレアム」①

標記講座が二日間にわたって開催された(8月27,28日 国立女性教育会館)。講師は木村百合子、竹屋啓子、山野博大、スペシャルゲストに折原美樹。一日目は、全体進行を務める妻木律子の司会で、開講式から始まる。現代舞踊協会研究部担当常務理事 正田千鶴の…

現代舞踊協会夏期舞踊大学講座2017「モダンダンスの巨星 マーサ・グレアム」②

二日目の午後は、グレアム舞踊団最後の来日公演映像『春の祭典』(1984)を鑑賞(映像は前日同様、NHKの放映を録画したもので、竹屋講師が提供)。スペシャルゲスト 折原美樹の踊る姿も確認できる。黒いマワシを付けた筋骨隆々のハンサムな男性陣、白のキ…

現代舞踊協会夏期舞踊大学講座2017 「モダンダンスの巨星 マーサ・グレアム」③

標記講座の前に、あうるすぽっと、豊島区、ダンスカフェ共催のセミナー「アメリカンダンスの系譜:モダンとポストモダン」が催された(8月12日 あうるすぽっと)。第一部は「マーサ・グラハムと折原美樹」、第二部は「加藤みや子、トリシア・ブラウンを語る…

フレデリック・アシュトン メモ 2017

John Selwyn Gilbert文、Zoe Dominic写真の FREDERIC ASHTON 〜A CHOREGRAPHER AND HIS BALLETS (Henry Regnery Company, 1973)に、アシュトンの「子供時代から振付家になるまで」をフォーカスしたインタビューがある。興味深かったところを簡単にメモする…

7,8月に見たダンサー・振付家・俳優 2017

7,8月に見たダンサー・振付家・俳優について、短くメモしておきたい。 ●柳下規夫&正田千鶴 @ 東京新聞「第44回現代舞踊展」(7月15日 メルパルクホール) 共演したわけではなく、それぞれが作品を発表。柳下は踊ってもいる。柳下の踊りの特徴は、アー…

日本バレエ協会 「全国合同バレエの夕べ」 2017

標記公演を見た(8月1,3日 新国立劇場オペラパレス)。平成29年度・文化庁「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」の一環。全国各地の支部所属ダンサーにとっては、オーケストラ演奏で踊る機会が、新進振付家にとっては、創作の場が与えられる貴重な公演…

島地保武 @ KAAT 『不思議の国アリス』 2017

標記公演を見た(7月26日 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ)。演出・振付・美術(森山開次)、テキスト(三浦直之)、衣裳(ひびのこづえ)、音楽(松本淳一)、照明(櫛田晃代)が一体となった、高レベルのキッズ・プログラムである。中でも、言葉遊び満載の…

大植真太郎 @ d-倉庫 「ダンスがみたい! 19 『白鳥の湖』」 2017

標記公演は、10組のダンサーがバレエ『白鳥の湖』をモチーフに創作する企画。昨年の「エリック・サティ」は曲が広範囲にわたり、一昨年の『春の祭典』は全曲を加工することなく使う、という難しさがあった。今回は『白鳥』の音楽、または物語をどのように…