2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Kバレエカンパニー 『ロミオとジュリエット』 & 『ドン・キホーテ』 2018

標記公演を見た(10月13日, 11月16日 東京文化会館大ホール)。 『ロミオとジュリエット』は2009年初演、演出・振付は熊川哲也である。熊川版の特徴は、ジュリエットの従姉ロザラインが活躍すること。ロミオを手玉に取り、モンタギューの女たちとカルメンま…

新国立劇場バレエ団 『不思議の国のアリス』 新制作 2018 ①

標記公演を見た(11月2,4,7,11日 新国立劇場オペラパレス)。バレエ団にとっての2018-19シーズン開幕公演である。クリストファー・ウィールドン振付の『不思議の国のアリス』は、2011年英国ロイヤル・バレエで初演された(主演:カスバートソン、ポルーニン…

新国立劇場バレエ団 『不思議の国のアリス』 新制作 2018 ②

主役は2キャストが組まれた。初日アリスの米沢唯は、目前に現れる不思議に対して、生き生きとした好奇心を見せる。体が大きくなったり縮んだりする飲み物・食べ物への思い切りのよさ、動物たちとのにぎやかな駆けっこ、ジャックとのみずみずしいデュエット…

谷桃子バレエ団「創作バレエ・15」 2018

標記公演を見た(11月3日昼 新国立劇場中劇場)。伊藤範子振付作品のダブル・ビルで、新作『HOKUSAI』と、『道化師―パリアッチ』(13年)というプログラム。ミラノ・スカラ座での研修経験(16年文化庁特別研修員)を生かした、言わば帰朝報告である。 幕開き…